新人保育者の奮闘を描く作品
最近は子供の教育について社会的な関心が高まってきているせいか、たくさんの保育の現場を描いた作品を見かけます。
その中でも私がとてもよくできているなと思っているものの一つに「新人保育者物語 さくら」というものがあります。
こちらは村上かつら作の小学館コミックですが、こうした保育・子育て系のお話が全体的に辛口批評にさらされることが多いのに対し、概ね高い評価をつけられることが多いという傑作です。
主人公である「さくら」は花見保育園というところに勤務する新人保育士で、そこで仕事に関する悩みや社会人になったばかりの未経験さからくる失敗を積み重ねて成長していきます。
この主人公がとても前向きな性格で立ち直りが早いことが、読んでいて悩みを深刻にさせないテンポのよさを作っているように感じます。
「新人保育者物語 さくら」の見どころ
このお話の見どころはやはり主人公の性格からくる癒され感です。
個人的にもこういう芯がしっかりした前向きな性格の人が出てくるお話は大変好きなのですが、自分で努力をするだけでなく周囲の先輩たちからもアドバイスを受けたりしていろいろな乗り越え方をしていくところがまた読んでいてすっきりします。
このマンガは実際に現場の方の監修が入っているとのことで、保育士として勤務する人にも推奨の図書になっていたりします。
保育の現場はもちろんなんですが、たまに「ビジネス書」として分類紹介されているようなこともあり、どんな仕事をしていく上にも胸共通する仕事術も内容から読み取っていくことができます。