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ドラマ「天花」

保育士を目指すNHK朝の連続テレビ小説

「天花」は、NHK朝の連続テレビ小説の中でも珍しく保育士を目指す姿を描いた作品です。

舞台は宮城県仙台市でそこに生まれた農家の娘の主人公「天花」が、保育士を目指す過程で東京都武蔵野市に引っ越しをし、そこで子供たちを触れ合うという姿を描いたものでした。

主人公に抜擢されたのは当時21歳と若い藤原恵麻さんで、もともとが中高生向けのファッション雑誌のモデルさんだったということもあり、大変見ていて安心できる配役でした。

脇役陣も、NHKでは大河ドラマでもおなじみになっていた父親役の香川照之さんをはじめ、母親役に片平なぎささん、友人役には市川実日子さんなど豪華な顔ぶれが揃えられていました。

残念ながら視聴率的には過去歴代のNHK朝の連続テレビ小説の中でもワーストにランクインしてしまうほどのものでしたが、保育の現場のことを丁寧に描いており個人的には思い出に残る作品になっています。

「天花」の見どころ

天花についてネットでレビューを見てみると、現役の保育士さんたちからはちょっと厳しい意見が付けられているのをよく見かけます。

私個人はこのドラマの放映期間中は全く保育の仕事に関わっていなかったこともあり、「こんなもんなのかな~」とのんきに楽しんで見ていたのですが、ドラマの中に出てくるような個人個人にしっかりと目を配った保育というのは現場ではなかなかできないものですね。

ただドラマですのでやはり保育士としての理想である、子供一人ずつをきちんと見て育てていくというところを見せてくれたのはとても良かったのではないかと思います。

ドラマ前半では宮城県仙台市でお米を作ってきたという家族の様子が描かれて、それが後半の子供の育成とリンクしたというつくりは私は好きです。